2011年02月16日

棚橋正博「江戸名所隅田川絵解き案内」

 東京も昨日は雪だった。しかし、本格的な春は近い。井伊直弼の墓のある豪徳寺を先月末に訪ねたが、梅も咲き出し、鶯もまだ笹鳴きだが、枝に群れていた。いよいよ「ブラ・タモリ」の季節である。

 下町歩きなら、最近では本書が出色の出来だ。棚橋先生は薀蓄の人である。江戸戯作・狂歌は、そのジャンルの性質からして、そういうタイプの研究者が集まってくるのだが、中でも折り紙付きの人である。

 江戸文学の豊富で的確、まだあまり手垢のついていない資料をふんだんに載せて、橋ごとに江戸当時の名所を再現し、由来を語る。解説もまた、かなりの知識に裏打ちされた味わい深いものだ。

 編集もいい。現代の写真や地図、江戸当時の切絵図も適宜挿入され、まさに紙上ブラタモリの観を呈する。さあ、今年はまだ行っていない「鐘ヶ淵」散歩を楽しみにしておこう。「真景累ケ淵」の一番怖い場面もこのあたりだ。

 帰りは、地元の人間が行く、浅草「焼きカツ・モモタロー」か、やはりオーソドックスに「長命寺桜餅」か。はたまた吉原土手跡の天丼も捨てがたい。

 
posted by 雑食系 at 00:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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