2011年04月05日

三森ゆりか「外国語を身につけるための日本語レッスン」

 よく同僚の英語の先生から、学力低下を嘆くとき、英語以前の日本語に問題があります、と言われる。それが特にはなはだしくなったと感じられるのは、ここ5年か。

 ゆとり教育だけではない。おそらくゲームと携帯が大きい。これだけで本を読まない、読んでもファーストフードのような本だけを読んで、読んだと思っている学生が圧倒的に増えたと思う。

 文部科学省も、あわてて大学に学士力を求め、その中には文章表現力を含めている。さて、その対策という時、読書習慣という大きな問題もあるが、本書で展開しているような教育も、大切だと思う。

 欧米では、小学校から大学まで、徹底的に書かせる。特に日本の国語教育と異なるのは、主語を意識し、「あれ」の中身を認識し、質問の内容を具体的に考え、5W1Hを明確にし、根拠を明確にする言語習慣をつける意識が必要だ。

 そのうえで、「対話」と「説明」の技術を実地に学んでゆく。要は言葉を使って思考法を鍛えてゆくのだ。文学研究の先生は、そんな授業は面白くない、という。それはよくわかる。説明は芸術の敵だ。しかし、言葉の基礎は明らかに、前者にある。

 ご自分の子供にはやらせてみようと思いませんか?就職できない大学院生には、これも勉強しておけと言いませんか?そんな答えが頭をよぎる。
posted by 雑食系 at 08:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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