2011年04月06日

菅野覚明「武士道の逆襲」

 言葉の来歴の中には、土のように地味ながらいつまでも日本語の基礎を支えるような言葉もあれば、水のように形をかえつつ、拡がりをみせて心にしみわたり、汚れを洗い流すものものある。

 「武士道」という言葉は、形は変えるが「火」のようだ。戦場の勇気や名誉を支えるものであったものが、平時の忍耐のなかで燃える情熱にかわり、やがて、国民をまとめるシンボルとして、ついに海外にまで知られるようになる。本書は、その過程を適切な用例で解説した。

 燃え移るものによって、火は大きくもなり、色までかわり、扱いを間違えば、人間が作り出した火(日)である原子炉のように大やけどもする。

 火を説明するには、火を盛んにする方面と、火を管理する方面との、両方からの視点が必要だ。とかく、武士道は盛んにする方法ばかりが目を引きやすいが。
posted by 雑食系 at 09:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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