2011年01月29日

夏井いつき「子規365日」

 直接お会いしたことはないが、著者はパワフルな人である。新聞に毎日連載しておられたのだから。行のようなものである。匿名のブログとは緊張感が違う。

 子規の2万あまりの句は、習作を書き留めたものも含まれるから、がっかりさせらることもある。しかし、筆者はそういう句の中からも見るべきものを拾い出そうとされている。

 確かに、名句などそうは生まれない。芭蕉の句が僅かしか残ってないのも、句を捨てていったからだ。今流行りの「断・捨・離」である。

 しかし、沢山作った中でこそ、それも行いうる。句作も行なのですね。そういう筆者自身のパワフルさがあってはじめて、365日俳句鑑賞はなしえた。

  只一つ高きところに烏瓜  子規

 「烏瓜」に納得させられる「力」を筆者は強調する。私はこれを意識しながら、「色」の対比から
説明した。何とかわかりやすくするためには、理屈も評には必要です。特に一般向けには。
posted by 雑食系 at 10:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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