2011年07月07日

藤井貞和「物語の結婚」

 「30になれば女ではなくなるんだよ」
いきなり、酒席でこんな台詞を前置きなしに発したので、女性は引きまくり、男性は何をこいつ言い出すんだ、という反応が返ってきた。

 「いえいえ。あくまで、古典文学の世界での話ですよ」
こう話しても、まだ怪訝な表情は消えない。年齢階梯制は、隠微に執拗に生き残っている証拠だ。

 冒頭の結論は、藤井氏が文化人類学の成果から得たもので、「源氏物語」の女たちにぴったり当てはまる、という。文化人類学とか行動科学とか社会学は、身も蓋もない結論を我々につきつける。

 文化人類学などは、異民族の中に入り込んで、その社会のコードを記述するスパイのような学問だ。「どうして、ヴェネディクトやミードや中根千枝など、この分野は女性の大家が多いのでしょう?」と聞いたら、「怪しまれないからですよ」と専門家から即答された。実に「怪しい」学問だ。

 こんな内容のことも書いてあった。

 猿の尻はなぜ赤い→おいしそうに見せるためだよ→裳着という習慣も同じだね。

 ああ、やはり身も蓋もない。
posted by 雑食系 at 16:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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